■[シアターキノ23周年記念作品 第3弾] Mommy/マミー (2014/カナダ)

2014年 カンヌ国際映画祭 審査員特別賞 受賞

監督/グザヴィエ・ドラン(『マイ・マザー』『わたしはロランス』)
出演/アンヌ・ドルヴァル、スザンヌ・クレマン、アントワン=オリヴィエ・ピロン

一躍時代の寵児となったカナダの美しき俊英グザヴィエ・ドラン監督最新作は「涙のクライマックスが二回来る」と世界の映画祭で絶賛された「母と子」の物語。問題を抱える子供の親は「育児を放棄してもよい」というスキャンダラスな法律が成立した架空の国、カナダを舞台に、型破りなシングルマザーのダイアンと、多動性障害を抱える問題児の息子、そして隣人の高校教師カイラが織り成す人間模様を描く。ユーモラスな日常の中にある親子の深い愛情と葛藤に魂をえぐられる。

【〜6/19(金)まで延長決定!!】 
5/9(土)⇒6/19(金)

★5/23(土)『Mommy/マミー』上映&アーティスト・トーク!

<「札幌国際芸術祭2017」勝手に応援キノシリーズ第1弾!>
「アーティスト@グザヴィエ・ドランを語ろう!」

●日時
5/23(土) 18:10(終21:05)

●プログラム
『ドラン スタイル』特別上映(ミニドキュメント/10分)
アーティスト・トーク(約20分)
『Mommy/マミー』上映(139分)


●ゲスト
上遠野敏さん(アーティスト・札幌市立大学教授)
冨田哲司さん(アーティスト・映像作家)
司会:佐々木信さん(デザイナー・3KG代表)

*料金は通常料金です。
*当日AM9:25〜受付いたします。

>>詳細 

『Mommy/マミー』5/9(土)公開!初日プレゼント!

『Mommy/マミー』 初日5/9(土)、“キスマークティッシュ<Mommyモデル>” 先着限定でプレゼント!!(※有料で映画をご覧の方に限ります) >>詳細

前売1500円[5/8(金)までの発売]
当日料金1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
[第1弾]★劇場にて前売券をお求めの方に、オリジナルステッカープレゼント!(先着限定)
※各種【A】【B】お1人様2枚までとさせていただきます。
[第2弾] 【C】スティーヴver. / 【D】ダイアンver,
★劇場にて前売券をお求めの方に、オリジナルステッカープレゼント!(先着限定)
http://mommy-xdolan.jp/

■[シアターキノ23周年記念作品 第4弾] パレードへようこそ (2014/イギリス)

第72回ゴールデン・グローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート 
2014年ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード
<作品賞・助演女優賞・助演男優賞 3部門受賞>


監督/マシュー・ウォーチャス
出演/ビル・ナイ、イメルダ・スタウントン、ドミニク・ウェスト ほか

境遇の違う人々をつないだ深い友情と感動の実話を、1980年代の名曲にのせて軽快かつドラマチックに描く、笑いと涙の感動作!1984年サッチャー政権下のイギリス。不況と闘う炭坑労働者たちのストライキに心を動かされ、支援を名乗りでたLGSM(ストライキ中の炭坑労働者をサポートするゲイとレズビアンのグループ)の若者たちだったが、彼らがゲイの活動家たちだと知ると、寄付の申し出はことごとく断られてしまう。そこへ、勘違いから始まって唯一受け入れてくれる炭坑が現れ…。


5/16(土)⇒6/26(金)
前売1500円[5/15(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に“オリジナル手ぬぐい”プレゼント!(先着限定)
http://www.cetera.co.jp/pride/

■ザ・トライブ (2014/ウクライナ)

監督・脚本/ミロスラヴ・スラボシュピツキー
出演/グリゴリー・フェセンコ、ヤナ・ノヴィコヴァ ほか

世界中の映画祭が熱狂、ウクライナの新鋭監督による、全篇手話のみで描かれる前代未聞の衝撃作。台詞や音楽が一切なく、キャストもすべてがろうあ者であり、観客は想像力をフル回転させてスクリーンと向き合う。犯罪や売春を行う悪の組織=族(トライブ)に支配されたろうあ者の寄宿学校に転校してきたセルゲイは、入学早々彼らの洗礼を受けるが、彼らの犯罪に関わっていくうちに組織で頭角を現していく。やがてリーダーの愛人アナに執着するようになり、組織における暗黙のルールを破りはじめるが…。(R18+)

【〜6/26(金)まで延長決定!】
5/30(土)⇒6/26(金)
前売1500円[5/29(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に、オリジナルポストカードプレゼント!(先着限定)
http://thetribe.jp/

■アルプス 天空の交響曲(シンフォニー) (2013/ドイツ)

監督/ペーター・バーデーレ、セバスチャン・リンデマン
ナレーション/小林聡美


鳥になった気分で絶景のパノラマビューを堪能!超高性能カメラ、シネフレックスで俯瞰するアルプスの全貌を、見て、感じて、学ぶ、驚異のランドスケープ・ドキュメンタリー。アルピニストですら見たことがない大自然、モンブランからドロミーティまで眼下に広がる世界遺産、地球が生み出した荘厳なアルプスに言葉を失い、太陽が照らす稜線の陰影にため息がこぼれる、93分の遊覧飛行をぜひ劇場で。


5/30(土)⇒6/26(金)
前売1500円[5/29(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に、オリジナルポストカードセットプレゼント!(先着限定)
http://alps-tenkuu.com/

■[シアターキノ23周年記念作品 第5弾] 
あの日の声を探して (2014/フランス/グ ルジア合作)

カンヌ国際映画祭 正式出品作品

監督・脚本/ミシェル・アザナヴィシウス(『アーティスト』)
出演/ベレニス・ベジョ、アネット・ベニング ほか

『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が描く、グルジアオールロケ、衝撃の感動作。1999年、ロシアに侵攻されるチェチェン。両親を目の前で殺され、声を失った少年、自分の無力さに絶望するEU職員、ロシア兵にされ殺人兵器と化していくごく普通の青年…立場の異なる彼らの行動から溢れるのは“それでも生きたい”という同じ願いだった。希望の光を探し求め、今も世界のどこかで起きている戦争を生き抜く人々の現実を、力強いヒューマンドラマで描く。


6/6(土)より ロードショー

★<シアターキノ23周年記念企画第5弾!>『あの日の声を探して』公開記念トーク

●日時
6/6(土) 13:50 (終了予定16:40)


●ゲスト
外岡秀俊さん(元朝日新聞社ヨーロッパ総局長)

*上映終了後にトークがございます。
*料金は通常料金です(招待券・パス券不可)。
*当日AM9:25〜受付いたします。

>>詳細  

前売1500円[6/5(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円

★劇場にて前売券をお求めの方に“特製ハンカチ”プレゼント!(先着限定)

http://ano-koe.gaga.ne.jp/

■小さき声のカノン ―選択する人々 (2014/日本)

監督/鎌仲ひとみ(『六ヶ所村ラプソディー』『ミツバチの羽音と地球の回転』)

福島―チェルノブイリ。ともに、原発事故による影響を受けた場所で懸命に生きようとする人々、国境を越えて「被ばく」から子どもを守る母たちの姿を描いたドキュメンタリー。福島の事故より25年前、かつてチェルノブイリ原発事故を経験したベラルーシでは、子どもたちに何が起きているのか。お母さんたちは、どうやって子どもを守ろうとしたのか。迷いながらも、自分たちの意志で動き始めた日本のお母さんたち。そんなお母さんたちの「希望」の声が聞こえてきます。

6/6(土)⇒12(金) 9:40
6/13(土)⇒19(金) 9:40
★公開記念[1] “ファミリー割引”
 ご家族3人以上でご覧の方、お一人様¥1000! 
 (皆さんおそろいで“ファミリー割引”と受付でおっしゃって下さい)


◆公開記念[2] “おやこ上映会”6/7(日) 
 この日は場内も少し明るい状態で小さなお子さんも安心してご一緒にご覧いただければと思います。
 (もちろん一般のお客様もご覧いただけます)

>>詳細(PDF)
当日料金1500円、学生1200円、シニア・高校生以下1000円
http://kamanaka.com/canon/

■真夜中のゆりかご (2014/デンマーク)

監督/スサンネ・ビア(『未来を生きる君たちへ』)
出演/ニコライ・コスター=ワルドー、ウルリッヒ・トムセン、マリア・ボネヴィー、ニコライ・リー・コス

アカデミー賞外国語映画賞受賞『未来を生きる君たちへ』など、家族ドラマのなかにシリアスなテーマを盛り込み、深い人間ドラマの傑作を撮り続けるスサンネ・ビア監督によるサスペンス。本作でも家族を題材に、突然の不幸に襲われた男が“刑事”として“父”として選んだ行動に葛藤する姿をスリリングに描く。妻と幼い息子とともに幸せに暮らす敏腕刑事のアンドレアスは、通報を受けて薬物依存の男女と衝撃的な育児放棄の現場に遭遇する。そしてある朝、思いもよらぬ悲劇に見舞われ、彼の中で善悪の境界線が揺らいでいく…。

6/13(土)⇒7/3(金)
前売1500円[6/12(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://www.yurikago-movie.com/

■私の少女 (2014/韓国)

2014年 カンヌ国際映画祭 「ある視点」部門正式出品

監督・脚本/チョン・ジュリ
プロデューサー/イ・チャンドン(『オアシス』『ポエトリー アグネスの詩』)
出演/ペ・ドゥナ、キム・セロン、ソン・セビョク

海辺の村に赴任してきた元エリート警官のヨンナム(ペ・ドゥナ)は、少女ドヒ(キム・セロン)と出会う。ドヒは血のつながりのない継父ヨンハと暮らし、日常的に暴力を受けており、村全体が暴力を容認しているなか、ひとり立ち向かっていくヨンナムだったが、偶然にもヨンハに自身の過去を知られてしまい、社会的に追い詰められてしまう。ヨンナムを守るため、ドヒはある危険な選択をするが…。過酷な運命を背負わされた二人が出会い、交流するなかで、生きる意味を見つける希望の物語。

6/20(土)より ロードショー
前売1400円[6/19(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に、オリジナルポストカードプレゼント!(先着限定)
http://www.watashinosyoujyo.com/

■サンドラの週末 (2014/ベルギー=フランス)

第87回アカデミー賞 主演女優賞ノミネート(マリオン・コティヤール)

監督/ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ(『ある子供』『少年と自転車』)
出演/マリオン・コティヤール、ファブリツィオ・ロンジャーネ ほか

研ぎ澄まされた演出で常に新しい世界を提示してきた巨匠・ダルデンヌ兄弟が、主演にマリオン・コティヤールを迎え描き出したのは、自分の存在価値を何度も疑いながら、自身を見つけ出す等身大のひとりの女性の物語。休職中で、間もなく復職する予定だったサンドラは、ある金曜日、上司から解雇を言い渡される。免れる方法は、16人の同僚のうち半数以上が自らのボーナスを諦めること。月曜日の投票に向け、夫と共に彼らを説得して回る長い週末が始まる…。


6/20(土)より ロードショー
★6/20(土)初日に『サンドラの週末』をご覧の方に、ベルギーで長年愛され続ける“ロータスオリジナルカラメルビスケット”プレゼント! (先着限定。映画を有料でご覧の方に限ります。)提供:エヌアイエスフーズサービス株式会社 >>詳細(PDF)

★シアターキノ23周年記念企画<学生映画感想文コンクール>関連レクチャー[第3回] 
 <『サンドラの週末』鑑賞と早川渉レクチャー>

●日程
6/22(月) 19:20〜(予告なしスタート/終了予定21:25)
●講師
早川渉さん早川渉さん(映画監督/東海大学デザイン文化学科特任講師)

『サンドラの週末』上映終了後、約30分のレクチャーがあります。
(料金は通常料金です)
当日6/22(月) AM9:25〜受付いたします。

>>詳細(PDF)

前売1500円[6/19(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
 ★劇場にて前売券をお求めの方に“TO DO LIST メモ”プレゼント!(先着限定)
http://www.bitters.co.jp/sandra/

■<沖縄で今、何が起きているのか?>
『戰場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』『大丈夫であるように』

多くの方の支援と協力をいただいて、三上智恵監督の『戦場ぬ止み』が完成しました。今まさに沖縄・辺野古で進められている米軍基地建設をめぐるドキュメンタリーです。刻一刻と変化する情勢のなかで「一日でも早く多くの人に見てもらいたい」という三上監督はじめ、製作者の強い思いから、東京(ポレポレ東中野)では、5/23(土)より緊急先行上映が決まり、各地でも先行上映が行われます。大阪では6/19(金)、沖縄では慰霊の日にあわせて6/23(火)に、そして札幌は慰霊の日に向け、平和への祈りをこめて6/20(土)『戦場ぬ止み』とともに、是枝監督より、何か自分にできることはないかという問いかけを受けて、Coccoとともに旅するドキュメンタリー『大丈夫であるように ―Cocco 終らない旅―』を上映することにしました。ぜひ多くの皆さまに見て、考えていただく機会になればと思います。(シアターキノ)



6/20(土) 15:30〜(終19:43) 【緊急支援特別上映!】
『戦場ぬ止み』15:30〜(終17:50/予告なし)
『大丈夫であるように-Cocco終わらない旅-』17:55〜(終19:43/予告なし)
●前売2200円(当日2500円)
●KINO会員・学生・シニアの方は証明書ご提示で 前売1800円(当日2000円)
※上映料・印刷費など必要経費を除いた収益は全て辺野古基金へ寄附されます。
(「沖縄の未来を拓く」辺野古(新基地阻止)基金)
■戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』
(2015/DCP/129分) 

三上智恵監督(『標的の村』)
■『大丈夫であるように -Cocco 終わらない旅-』(2008/BD/107分)
是枝裕和監督
詳細(PDF)
『戦場ぬ止み』 http://ikusaba.com/
『大丈夫であるように』 http://www.dai-job.jp/

■イタリアは呼んでいる (2014/イギリス)

監督/マイケル・ウィンターボトム
出演/スティーヴ・クーガン、ロブ・ブライドン、ロージー・フェルナー ほか

美しい海と太陽、5つ星ホテルと絶景レストラン、北はピエモンテから南はカプリ島へ、英国中年男スティーヴとボブがミニクーパーで巡るイタリア旅行。NYとLAでのたった3館の公開から、口コミとメディアから大絶賛を受け、笑いが笑いを呼び一気に全米204館に拡大ヒット、ロングラン上映となった。実生活でも親しい仲という二人の軽妙な掛け合いも見所。人生の曲がり角も笑いにかえる珍道中にGrazie!

6/27(土)より ロードショー

★『イタリアは呼んでいる』公開記念 <映画とお食事でイタリア気分を満喫!>

[1] 映画のあとはおいしいお食とワインで!“KINOのご近所MAP”をつくりました。

[2] フードコーディネーター・料理研究家 範國有紀さんの“イタリア豆知識とかんたんレシピ”

[3] キノカフェメニューも登場!

>>詳細(PDF)

前売1500円[6/26(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に“MINIオリジナルステッカー”プレゼント!(先着限定)
http://www.crest-inter.co.jp/Italy/

■アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生 (2014/アメリカ)

監督/リナ・プライオプライト
出演/ジョイス・カルパティ、アリ・セス・コーエン

おしゃれは誰のために、何のためにするの?NYを舞台に、年を重ねながら自分のスタイルを確立した7人の女性たちに密着したドキュメンタリー。小手先のテクニックとは無縁、自分の魅力を知り尽くし、超個性的なスタイルでNYの街を闊歩する60代以上の女性たちを取り上げたファッションブログ「Advanced Style」が話題となり、2012年に発売された写真集は日本でも異例の大ヒット。彼女たちが放つカラフルでパワフルでワンダフルな、自由を謳歌する人生は、NYの街がよく似合う。

6/27(土)より ロードショー
前売1500円[6/26(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に、“オリジナルシール”プレゼント!(先着限定)
http://advancedstyle-movie.com/

■シュヴァンクマイエル映画祭2015

チェコが生んだシュルレアリスト、シュヴァンクマイエルの不思議なアニメーション。世界が絶賛する映像の錬金術をお楽しみ下さい。シアターキノでは4プログラム・21作品を一挙上映。「ご覧いただく映画祭のために選定した映画は、私の創作において創造の上位的な地位を示しているものです。何故なら、私は常に、フランスの偉大な詩人シャルル・ボードレールのように、想像力を人間の諸能力の女王と見なしていますから。(ヤン・シュヴァンクマイエルのメッセージより一部抜粋)」



6/27(土)⇒7/3(金) 1日1回上映【35ミリフィルム上映!】
 
>>詳細(チラシPDF)
●1プログラム当日券1400円、学生1200円、シニア・高校生以下1000円
●2プログラム当日券2400円
■【A】プログラム 『アリス』(1988/84分)
■【B】プログラム 短篇7作品(97分)
  (魔法のサーカス/棺の家/エトセトラ/ドン・ファン/アッシャー家の崩壊/ ほか)
■【C】プログラム 短篇6作品(91分)
  (シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック/J.S.バッハ―G線上の幻想/ ほか)
【D】プログラム 短篇7作品(86分)
  (自然の歴史/対話の可能性/地下室の怪/男のゲーム/闇・光・闇/ ほか)
http://svank2015.jimdo.com/

■[シアターキノ23周年記念作品 第6弾] 靴職人と魔法のミシン (2014/アメリカ)

監督・協同脚本/トム・マッカーシー(『扉をたたく人』)
出演/アダム・サンドラー、ダスティン・ホフマン ほか

年老いた母と平凡な毎日を送る独身の中年男マックスは靴修理人。ある日、愛用のミシンが故障して物置にあった旧式のミシンを使ったら…。『扉をたたく人』のトム・マッカーシー監督最新作は、ニューヨークの下町情緒あふれるヒューマンコメディ。恋も冒険もすっかり諦めていたマックスだったが、“魔法のミシン”を手に入れたことで、新しい自分を再発見!?思わず応援したくなる少し頼りない主人公が、心温まるユーモアとサプライズをお届けします。

7/4(土)より ロードショー
前売1500円[7/3(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://kutsushokunin.jp/

■千年の一滴 だし しょうゆ (2014/日本・フランス)

2014年キネマ旬報ベスト・テン 第2位<文化映画>

監督/柴田昌平(『ひめゆり』『森聞き』)
出演/木村多江(「だし」語り)、奥貫薫(「しょうゆ」語り)、伏木亨、北本勝ひこ、ほか

2014年の夏ヨーロッパで放送されると大反響、6回に渡りアンコール放送された、日本人と自然の関係を食を切り口に見つめる日仏合作のドキュメンタリー。仏教の肉食禁止令のもと、およそ千年かけて肉に変わる“うまみ”を探し求め、やがて雄大な自然を凝縮した「だし」を発見する『第1章/だし:大自然のエッセンス』。こうじカビが生み出す和食の調味料(しょうゆ・さけ・みりん・みそ)。千年にわたり磨かれた職人たちの発酵の知恵と、和食創成のドラマ『第2章/しょうゆ:ミクロの世界との対話』。

7/4(土)⇒10(金) ロードショー (1日1回上映)
当日料金1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://www.asia-documentary.com/dashi_shoyu/

■グッド・ストライプス (2015/日本)

監督・脚本/岨手由貴子
出演/菊池亜希子、中島歩、臼田あさ美 ほか

交際4年目のマンネリカップル緑(菊池亜希子)と真生(中島歩)。お互い、別れることを考えていた矢先、緑の妊娠が発覚!流れで結婚へと話を進めていくが、生まれも育ちもこだわりも全く違う2人は、一緒に住みはじめても揉めてばかり。それでも何とか結婚の準備を進めるうち、それまで知ることのなかった相手のルーツを辿っていくことになり…。相手に合わせるのではなく、“グッド・ストライプス=素晴らしき平行線”でお互いのライフスタイルを受け入れて暮らしていく。男女のリアルな価値観が描かれた「結婚」からはじまるラブストーリー。

7/4(土)より ロードショー
前売1400円[7/3(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に、菊池亜希子さんデザインの“The PARKSIDE ROOM(吉祥寺)眼鏡拭き”プレゼント!(先着限定)
http://good-stripes.com/index.html

■群盗 (2014/韓国)

監督・原作/ユン・ジョンビン
出演/ハ・ジョンウ、カン・ドンウォン、イ・ギョンヨン、イ・ソンミン ほか

『哀しき獣』『テロ、ライブ』のハ・ジョンウと『義兄弟』『超能力者』のカン・ドンウォンがスタントなしで挑んだ史劇アクション。朝鮮王朝末期、極貧にあえぎながらも圧政に従うしかない無知な と畜人から、包丁を武器に戦う義賊へと脅威の変貌を遂げたトルムチ(ハ・ジョンウ)が、民衆の敵である美しくも冷酷な武官ユン(カン・ドンウォン)に、貧しき民を救うため命をかけて立ち上がる。


7/11(土)⇒7/24(金) ロードショー
前売1500円[7/10(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://www.guntou.net/

■パプーシャの黒い瞳 (2013/ポーランド)

2014ポーランド映画賞 楽曲賞・撮影賞・美術賞

監督・脚本/ヨアンナ・コス=クラウゼ/クシシュトフ・クラウゼ
出演/ヨヴィタ・ブドニク、ズビグニェフ・ヴァレリシ ほか

激動のポーランド現代史と、実在したジプシー女性詩人パプーシャの生涯を、美しいモノクローム映像で描いた人間ドラマ。書き文字を持たないジプシー一族に生まれながら、幼い頃から文字に惹かれ、言葉を愛し、詩を詠んだ少女がいた。ブロニスワヴァ・ヴァイス(1910-1987)。愛称は“パプーシャ”(ジプシー言葉で「人形」の意味)。やがてジプシー女性として初めて「詩人」となるが、その天賦の才能は彼らジプシーの社会において様々な波紋を呼び、その人生を大きく変えることになる…。

7/11(土)⇒7/24(金) ロードショー
前売1500円[7/10(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に、オリジナルポストカードプレゼント!(先着限定)
http://www.moviola.jp/papusza/

■スーパーローカルヒーロー (2014/日本)

監督・撮影・編集/田中トシノリ
出演/信恵勝彦、EGO-WRAPPIN’、二階堂和美、モアリズム ほか

広島県尾道市で、風変わりなCDショップ「れいこう堂」を営んでいる名物店主「ノブエさん」は、全国のミュージシャンと地元の人たちから愛されるちょっと変わったオジサン。身銭を切りながら多くのインディーズミュージシャンをライブに呼び続けた情熱、子供たちのため、音楽のため、そして原発避難者の支援など、店もほったらかしで走り回るノブエさんの姿に感化され、音楽と人が、人と人がつながってゆく。「動かなければ何も伝わらない」。ノブエさんがつなぐ出会いと“いま”を生きる背中が教えてくれるものは…。

7/11(土)⇒17(金) ロードショー (1日1回上映)
当日料金1800、学生1400円、シニア・高校生以下1000円

<「札幌国際芸術祭2017」勝手に応援シリーズ第2弾!>
スーパーローカルヒーロー』公開記念トーク
「誰もが創造的、ローカルヒーローはすぐそばにいる」

●日時
7/11(土) 17:30頃予定(終了後、30分程度トーク予定)

●ゲスト
田中トシノリ(『スーパーローカルヒーロー』監督)
永田まさゆき(アトリエ オン・NPOあおいとり)
吉田龍太(PROVO代表)
伊藤菜衣子(暮らし方冒険家)
司会:中島洋(シアターキノ代表)

●料金は通常料金です。
(当日AM9:25〜受付いたします)

>>詳細

http://superlocalhero.com/

■奇跡のひと マリーとマルグリット (2014/フランス)

監督/ジャン=ピエール・アメリス、フィリップ・ブラスバン
出演/イザベル・カレ、アリアーナ・リヴォアール、ブリジット・カティヨン

19世紀末、フランス。生まれつき目も耳も不自由な少女マリーと、彼女の教育に身をささげた修道女マルグリットの交流を描いた感動の実話。三重苦で生まれ、教育を一切受けずに育ち、誰にも心を開かないマリーに、マルグリットはむきだしの魂と魂でぶつかりあいながらも、惜しみない愛情を注ぎ、困難の末ついにマリーの世界には言葉があふれ…。やがて、ふたりは深い絆で結ばれるが、マルグリットにはどうしても伝えておかなければならないことがあった―。自身も耳が不自由なアリアーナ・リヴォアールが主人公マリーを表情豊かに演じる。

7/18(土)より 感動のロードショー
前売1500円[7/17(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に“オリジナルエコバッグ”プレゼント!(先着限定)
http://www.kiseki-movie.jp/

■やさしい女 [デジタル・リマスター版] (1969/フランス)

1969年ヴェネチア国際映画祭/ロンドン映画祭/ニューヨーク映画祭 招待作品 
1969年サンセバスチャン国際映画祭 監督賞受賞


原作/ドストエフスキー(「やさしい女 幻想的な物語」)
監督・脚色・脚本・台詞/ロベール・ブレッソン
出演/ドミニク・サンダ、ギイ・フランジャン、ジャン・ロブレ

文豪ドストエフスキーの最高傑作短篇を原作に、『スリ』『バルタザールどこへ行く』の巨匠ロベール・ブレッソンが、物語の舞台をロシアから現代のパリに移し映画化、今回は待望のデジタル・リマスター上映となる。衝撃的なオープニングから始まる本作は、一組の夫婦に起こる感情の変化と微妙なすれ違いを丹念に描き、愛とは何かという根源的な問いを投げかける。極端なまでに台詞を排した演出は、ふたりの男女の視線のドラマとも言える。17歳のドミニク・サンダ、デビュー作。

7/18(土)⇒24(金) ロードショー (1日1回上映予定)
当日料金1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://mermaidfilms.co.jp/yasashii2015/

■白河夜船 [しらかわよふね] (2015/日本)

原作/よしもとばなな
監督・撮影/若木信吾
出演/安藤サクラ、谷村美月、井浦新 ほか

毎日家で眠りながら恋人の電話を待つ寺子(安藤サクラ)と、永遠に眠り続ける妻を持つ恋人の岩永(井浦新)。そんな中、男たちに添い寝をしてあげる“添い寝屋”をしていた最愛の親友しおり(谷村美月)が死んだ。親友の死の衝撃と、不倫による不安と淋しさが身にせまり、寺子の眠りはどんどん深く長く、次第に夢と現実の境目すら曖昧になっていく…。写真家としても活躍している若木信吾が撮影・監督を務め、よしもとばななの原作を映画化。ヒロインの抱える、抜けられない息苦しさと、生きて愛することのせつなさを描く。

7/18(土)⇒7/31(金) ロードショー(1日1回上映)
前売1500円 [7/17(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に、オリジナルポストカードプレゼント!(先着限定)
http://shirakawayofune.com/

■【原田芳雄 追想― アゲイン6】『ニワトリはハダシだ』 (2003/日本)

第4回東京フィルメックス2003特別招待作品 
第17回東京国際映画祭コンペティション最優秀芸術貢献賞受賞
第54回ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品


監督/森崎東
出演/肘井美佳、石橋蓮司、余貴美子、原田芳雄、倍賞美津子、浜上竜也 ほか

原田さんが2011年7月19日にお亡くなりになってもう4年になる。ずっと以前、思いつのって札幌までバンドを引き連れてお越しいただき、ペニーレインでライブをやっていただいたことがある。一生の思い出になったそのライブの打ち上げだったか、大好きな森蕪穴ト督のことを語っておられた。本作は、倍賞美津子と原田芳雄コンビによる森蕪穴ト督の傑作「生きているうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」の続編的な作品として、舞鶴を舞台にして作られた、痛快かつ濃厚なヒューマンドラマである。

7/19(日) 原田芳雄さんの命日の日 1回限り 35ミリフィルムにて特別上映!  
 (※上映時間は7/14(火)決まります)
1000円均一(当日券のみ) ★キノ会員はWポイントサービス!

■クロード・ランズマン監督[特集]

アウシュビッツ強制収容所解放から70年―。全人類が共有するべき世紀の映像遺産!ホロコーストの“記憶”を“記録”した傑作ドキュメンタリー3本を一挙上映!ナチス占領下で実行されたユダヤ人の強制収容、ホロコースト(大量虐殺)の全体像を関係者の証言のみで構成、全篇9時間27分にも及ぶ『SHOAH ショア』。収容所でのユダヤ人による武装蜂起の計画と挫折を明らかにした幻の傑作『ソビブル、1943年10月14日午後4時』。“模範収容所”の真実とは?ユダヤ人長老の証言から明らかにするランズマン監督最新作『不正義の果て』。

7/25(土)⇒31(金) ロードショー (1日1回上映)
●1作品 当日料金1400円、学生1200円、シニア・高校生以下1000円
●2作品 当日料金2400円
■SHOAH ショア [第1部][第2部][第3部][第4部] (1985/フランス/567分)
■ソビブル、1943年10月14日午後4時 (2001/フランス/98分)
■不正義の果て (2013/フランス、オーストリア/218分)
http://mermaidfilms.co.jp/70/

■野火 (2014/日本)

監督/塚本晋也
原作/大岡昇平
出演/塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也 ほか

第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵(塚本晋也)は結核を患い、部隊を追い出され、はてしない原野を彷徨うことになるのだった…。「今、実際に戦争の痛みを知る人がいよいよ少なくなるにつれ、また戦争をしようとする動きが起こっているような気がしてなりません。今作らなければもうこの先作るチャンスはないかもしれない。」原作となった大岡昇平の小説『野火』の映画化を試みて二十数年、塚本晋也監督が作品に込めた思いを感じてほしい。

7/25(土)より ロードショー!
前売1300円[7/24(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円

★『野火』 先行特別上映決定!塚本晋也監督トーク! 

●日時
7/16(木) 18時台予定 (※正式な上映時間は、7/7(火)決まります)

●ゲスト
塚本晋也 監督トーク
司会:久保俊哉さん(札幌国際短篇映画祭プロデューサー)

●料金
入場整理番号付限定前売 1500円 (当日1800円)
KINO会員・市民株主(証明書をご提示下さい)前売 1300円 (当日1500円)
チケットはシアターキノ窓口にて発売中!

主催・問合せ/シアターキノ
共催/SAPPOROショートフェスト実行委員会


>>詳細(PDF)
http://nobi-movie.com/

■人生スイッチ (2014/アルゼンチン・スペイン合作)

第87回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
第67回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品作品


製作/ペドロ・アルモドバル(『トーク・トゥ・ハー』)
監督・脚本/ダミアン・ジフロン
出演/リカルド・ダリン(『瞳の奥の秘密』)、ダリオ・グランディネッティ(『トーク・トゥ・ハー』)ほか

ほんのささいなきっかけで人生に躓き、そこから止めようのない<不運の連鎖>に巻き込まれ鮮やかに落ちていく男女6人の姿を、全く新しい手法でユーモアたっぷりに描いた異色コメディ。本国アルゼンチンでは歴代興収No.1の大ヒットを記録、切れ味鋭い毒舌コメディと超辛口人間ドラマの融合という、アカデミーにはあまり縁のないジャンルでありながら、外国語映画賞ノミネートという歴史的快挙まで成し遂げた。圧巻のラストと、事件が絡み合うなか現れた、思いがけない救いの手とは―?<PG12>

 7/25(土)より ロードショー!
前売1400円[7/24(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://jinseiswitch.gaga.ne.jp/

■サウンド・オブ・ミュージック [製作50周年記念版] (1965/アメリカ)

監督・製作/ロバート・ワイズ
出演(声の出演)/ジュリー・アンドリュース(平原綾香)、クリストファー・プラマー(石丸幹二)、シャーミアン・カー(日笠陽子) ほか

日本人が最も愛したミュージカル映画がスクリーンに甦る!「ドレミの歌」「私のお気に入り」「エーデルワイス」など数々の名曲を生み出し、映画史に残る金字塔を打ち立てた本作に、新しい日本語版吹替えキャストをむかえた製作50周年記念版です。1938年、ナチスドイツの侵攻が近づくオーストリア。妻を亡くしたトラップ大佐の元へ家庭教師としてやってきた修道女見習いのマリアは、持ち前の明るさと歌でみんなの笑顔を取り戻していくが、ナチス台頭に揺れる時代の波にそれぞれが巻き込まれていく。



8/1(土)⇒7(金) グッドモーニングショー!
当日料金1200円、シニア・高校生以下1000円
http://video.foxjapan.com/library/sound-of-music/

■ターナー、光に愛を求めて (2014/英・仏・独)

第67回 カンヌ国際映画祭 最優秀男優賞受賞/芸術貢献賞 受賞
第87回 アカデミー賞 4部門ノミネート(撮影賞/衣装デザイン賞/作曲賞/美術賞) 

監督/マイク・リー(『秘密と嘘』『夏時間の庭』)
出演/ティモシー・スポール、ドロシー・アトキンソン、マリオン・ベイリー ほか

8/1(土)より ロードショー
前売1500円[7/31(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売り券をお求めの方に、“オリジナルミニスケッチ帳”プレゼント!(先着限定)
http://www.cetera.co.jp/turner/

■この国の空 (2015/日本)

監督・脚本/荒井晴彦
出演/二階堂ふみ、長谷川博己、工藤夕貴 ほか
原作/高井有一「この国の空」(新潮社文庫刊)

終戦間近の東京。母親と一緒に暮らす19歳の里子は、悪化する戦況のなか「結婚もできないまま、死んでいくのだろうか」と不安を抱えていた。そんな中、妻子を疎開させ一人で暮らす隣人・市毛の身の回りの世話をしていくうちに、里子の中の「女」が目覚めていくが―。戦時下の庶民の暮らしを繊細に、そしてリアルかつ大胆に描いた芥川賞作家・高井有一による同名小説を、『ヴァイブレータ』『共喰い』の脚本家・荒井晴彦が映画化。里子が朗読する、女流詩人茨木のり子の詩「わたしが一番きれいだったとき」の世界観が、強くまっすぐなヒロインの心情と重なる。<終戦70周年記念作品>

 8/8(土)より ロードショー
前売1400円[8/7(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売券をお求めの方に、オリジナルポストカードプレゼント!(先着限定)
http://kuni-sora.com/

■ルック・オブ・サイレンス (2014/デンマーク・インドネシア・ノルウェー・フィンランド・イギリス合作)

第71回ヴェネツィア国際映画祭5部門受賞

製作総指揮/エロール・モリス、ヴェルナー・ヘルツォーク
製作・監督/ジョシュア・オッペンハイマー

60年代インドネシアで密かに行われた大虐殺の実行者たちにカメラを向けた『アクト・オブ・キリング』を、今度は被害者側から見つめ返した慟哭のドキュメンタリー。“殺人”という大罪を犯してもなお、なぜ彼らは罪の意識なく生きられるのか?虐殺で兄を失った青年アディは、眼鏡技師として働いている立場を活かし「無料の視力検査」を装い、徐々に加害者に、その罪に迫っていく。やがて明かされるのは、100万人規模の大虐殺に隠された“責任なき悪”のメカニズムだった…。

8/15(土)⇒8/28(金) ロードショー
前売1500円[8/14(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://www.los-movie.com/

■ゆずり葉の頃 (2014/日本)

第36回 モスクワ国際映画祭特別招待作品 

中みね子 監督第一作
出演/八千草薫、仲代達矢、岸部一徳 ほか



8/15(土)⇒8/28(金) ロードショー(1日1回上映)
当日料金1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://yuzurihanokoro.com/

■雪の轍 (2014/トルコ・仏・独)

第67回 カンヌ国際映画祭 パルム・ドール大賞受賞!

監督/スリ・ビルゲ・ジェイラン
出演/ハルク・ビルギネル、メリサ・ソゼン、デメット・アクバァ ほか

第67回カンヌ国際映画祭パルム・ドール大賞受賞、トルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランの3時間16分の深淵なる人間ドラマ。文豪チェーホフの著作を元に、ホテルオーナーで元舞台俳優のアイドゥンと慈善家の若き妻、離婚で出戻ってきた妹との愛憎、アイドゥンに家賃を滞納する一家との不和を描く。世界遺産カッパドキアの美しく壮大な風景とは裏腹に、閉塞感に満ちた部屋の中で感情をさらけ出し、人間の心の秘められた部分をえぐり出していく濃密な会話劇に圧倒。人を赦すこと、愛すること、分かり合うことは、こんなにも苦しく困難なものなのだろうか。

8/22(土)より ロードショー
前売1500円[8/21(金)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://bitters.co.jp/wadachi/

■わたしに会うまでの1600キロ (2014/アメリカ)

第87回アカデミー賞 主演女優賞/助演女優賞 Wノミネート

監督/ジャン=マルク・ヴァレ(『ダラス・バイヤーズクラブ』)
出演/リース・ウィザースプーン、ローラ・ダーン、トーマス・サドスキー

たった一人で3ヶ月間、1600キロの山道と砂漠を踏破するという無謀な旅で、どん底の日々から人生をリセットした女性の感動の実話を、『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレが映画化。原作は、その途方もない過酷な旅の体験をまとめた、シェリル・ストレイド本人のベストセラー。なぜ、彼女は歩いたのか?物語と共に明かされるのは、最愛の母を失った悲しみに耐え切れず、優しい夫を裏切った最低の日々。美しくも厳しい大自然のなか、ときには命の危険にさらされながら、自分と向き合い、1600キロの道のりの果てに彼女が見たものとは―?<R15+>

8/28(金)より ロードショー!
前売1500円[8/27(木)までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
http://www.foxmovies-jp.com/1600kilo/

■チャップリンからの贈りもの (2014/フランス)

第71回ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門正式出品
釜山国際映画祭2014 正式出品作品
フランス映画際2015 正式出品作品


監督/グザヴィエ・ボーヴォワ(『神々と男たち』)
音楽/ミシェル・ルグラン(『シェルブールの雨傘』)
出演/ブノワ・ポールヴールド(『ココ・アヴァン・シャネル』)、ロシュディ・ゼム(『あるいは裏切りという名の犬』)ほか

妻の入院費用も払えなくなるほど貧しい生活を送るオスマン。ある日“喜劇王チャップリン死去”というニュースを知ったお調子者の親友エディは、オスマンを巻き込み、埋葬された遺体を盗み身代金で生活を立て直す計画を思いつくが…。1978年にスイスで実際に起きたまさかの事件が、遺族の全面協力を得て映画化。穴だらけの計画、とことんツキに見放された2人のコミカルな大騒動は、さながらフレンチテイスト香る現代のチャップリン映画のよう。“いつだって弱者の味方”だった天国のチャップリンに救いを求めた2人が、最後に手にした人生の宝物とは―。

9月上旬より ロードショー
前売1400円[公開初日前日までの発売]
当日一般1800円、学生1400円、シニア・高校生以下1000円
★劇場にて前売り券をお求めの方に“チャップリンの名言入りコースター”2枚セットをプレゼント!(先着限定)
http://chaplin.gaga.ne.jp/