TOP >> WEBコンテンツ >> 洋のつぶやきブログ >> 2018年10月2日

台風から地震、大変な9月だった。

8/29 書肆吉成で打ち合わせして、遊膳で蕎麦昼食して、キノからクラブ生協の荷物を持ち帰り、グリーンハウス。
8/30 仕事が片付かず、山崎亮さんの講演会に行くのを諦める。
8/31 「1987 ある闘いの真実」の原稿書き、明日の大黒座創業100年のお祝いにお花を贈る。
9/1 「きみの鳥は歌える」公開 ファーストサービスデーと土曜日と初日が重なっているので、大変混み合うと予想したが、それほどでもなかった。
9/2 明日から妻有の大地の芸術祭に行くので、キノの仕事を片付けに出社。
9/3~5 大変な妻有行になったので、FBから長文引用します。
早朝に札幌を発って、新潟空港→新潟→越後湯沢→十日町→バスツアー→越後田沢→清津峡温泉というコース。
 ツアーには中国からの観光の方も多かったですね。大好きな「目」の作品は、全く同じような大きな石がふたつ並んでいるのだが、ここでカメラが壊れて、あとはカメラなし。このあと、十日町のキナーレにいって、最も見たかったレアンドロ/エルリッヒの巨大な作品は、本当にすごかった。一階の直ぐ側ではわからないのだが、二階に上がってみると、この全貌が見えて驚く仕組み、少しづつ位置を変えながら見ていくと、見え方が少しづつ変化して、このマジックのような状況を解析するのが面白くて面白くて、飽きずに1時間ぐらい行ったり来たりしていた。
 そのあと、近くの十日町シネマパラダイスに行ったのだが、建物がなくて、コンビニに変わっていたので、もしかしたらとお聞きしたらこの春に閉館したとのこと、ショック。その後、十日町の町並みを歩いて、帰宅の高校生たちがたくさんいる飯山線に乗って、越後田沢から奥奥の清津峡温泉へ。ここはご夫婦がやっておられたのだが、源泉かけ流しのお湯と食事は抜群、また行きたい。
 とここまでは大満足の休暇だったのだが、台風の状況がどうも良くない感じで、明日午後にはこの新潟にきそうとのことで、スマホもましてやパソコンもなく、札幌まで電話していろいろ調べてもらうはめになり、予定していた明日夜の新潟発の便はすでに欠航が決まり、本当にやばいとなり、タクシー会社とか、もうあちこちに電話して情報を集め、まずは新潟まで戻るか、もしくは東京へ行くか、この清津峡にあるトンネルの作品だけはなんとか見たいし、3時間ぐらいすったもんだと話して考え、明日朝一番でタクシーを奮発して、新幹線の越後湯沢まで出ると、午前中の新潟発に間に合うようなので、それにかけることにして、就寝したが、もし台風が早くきたら、帰れなくなってどうしようとか、もう何度も起きてしまって、ふたりともほとんど眠れぬ夜になり、翌朝早々にトンネルの入口だけみて、出発。新幹線内で旅行代理店と電話で何度かやり取りして、午前中の空いている便に変更できて、新潟についたらもう風がめちゃ強くなっていて、飛行機が飛ぶかどうかまたまた不安になり、そしてやっとギリギリで札幌へ向うことができたのでした。
 いやー、もしこの決断をしていなくて新潟や東京に泊まっっていたら、翌日も飛行機は欠航だったので、いつ帰れたかと見たかった作品を諦めたことの残念さを超えた判断だった。
 そして疲れ切って自宅へ戻り、疲れが治らぬまま翌日のキノで仕事を処理して、やっと少し眠れたと思ったら9・6の地震がきたのでした。
9/6 寝ている3:50頃に大きな揺れが来て、飛び起きて、玄関ドアを開けて、TVなどで大きな地震とわかり、落ちていた本を片付けつつ、状況把握をしていたら、停電になり、被災グッズのラジオをつけるも少し落ち着いたので、少し寝て体力をと思ったが、あまり眠れず、6時頃のスタッフから電話あり、地下鉄も止まっているとのことで、キノの状況を見るために、とにかくキノまで行くことに。当然歩いて行ったのだが、みんな同じように歩いている。映写機など倒れたりしているものはほとんどなかったが、営業は当然できないので、張り紙をして、ビルの防災センターの方と打ち合わせして、電気が復旧したら電話してもらうことにして、キノの水を一箱買って、なんとかタクシーを見つけて自宅へ。まずは水の確保と考え、すぐ近くの公園で水が出ている情報があり、私たちも並んで水をマンションの7階まで。キノの決めごとの締切があったので、昼間のうちにひろみと打ち合わせして、その仕事だけは済ませて、再び水確保に。若者が階段で上げるのを手伝ってくれて、本当にありがたかった。夜、冷蔵庫をできるだけ開けないようにして、作りおきのおかずがあったので、それらで食事して、一部に電機が復旧したのがマンションの窓からみえて羨ましくも、少しでも寝なくてはと。
 翌朝、6時前にふっと何かを感じて起きたら、電気が復旧、キノのビルからも連絡があり、約一日の停電は無事に戻ったので、風呂に入って、スタッフと連絡も取れたので、まずはキノにいって、映写機などを点検、なんとか明日より上映できることが判明して、メチャ疲れていたが、明日よりの再開の作業を夕方までして、特に10日に来札予定だった韓国のチャン監督のことをどうするか、連絡をとりあって、明日には結論を出すことにしたが、やはりこの状況で監督にお越しいただくのは無理(ご家族は猛反対で、そのお気持ちは大変良くわかります)だと判断して連絡。
9/8~9 上映を再開するも、被災された方も多く、初日の作品もあったが、普段の1/3ぐらいのお客様で、まあよく見に来ていただいたと感謝だった。紅桜公園の作品も台風と地震で始めの設定と全く違う状態になっていて、これを修正するのはほとんど不可能と判断、申し訳ないが、ご覧になりにこられた方々へのメッセージを張り出してもらうことにする。翌日もいろんな情報整理とお見舞いの方への返信や、問い合わせに追われ、夕方に上がって治療院でガタガタになった体を見てもらう。
9/10 「1987 ある闘いの真実」先行上映。チャン監督はお越しになれなかったが北大の玄武岩さんとの40分にわたるトークは、急なお願いにもかかわらずすぐに対応していただいたチャン監督のメッセージを折り込みつつ、大変内容のあるものになって、みんなで打ち上げをコピティアムでおこない、テンション上がって盛り上がりに、みんなこの間大変だったのだと思う。
9/11 台風と地震で遅れてしまった次号のムービーラインアップの原稿を急ぐ。
9/12 疲れがどーっと来て休みにして、寝て回復を計る。
9/13 キノミーティングであらためて、みんなの無事を確認して安心する。
9/15 3連休に入り、少しお客様も戻ってきた感じか。それでもまだ7割ぐらい。
9/16 紅桜公園の搬出をやってみるも、半分以上が回収できない状態で、方法を考えあぐねる。気分も疲れて、久しぶりに円山の心空で、酒と肴と蕎麦を食し少し酔う。自宅へ戻ってTVをつけて希林さんが無くなったことを知りショック。
9/17 連休とサービスデーもあり、そして希林さんのことを想う方々で、「万引き家族」が再び混み合うことに、当分の間上映延長を決める。私たちも小さな希林さんありがとうと、哀悼の張り出しをする。
9/18~20 「万引き家族」がますます混み合うようになってくる。また紅桜公園の作品回収で、山関係のあちこちに連絡し、FBで手伝いますよと反応があり、たいへん助かった。
9/21 ムービーラインナップ校正がギリギリ間に合う。昼間に公園に行って回収の打ち合わせ。昨夜、自宅の温水などの元の発電装置の一部が壊れ、夕方の打ち合わせをひろみに任せて、私は自宅へ急ぎでもどり修理をしてもらう。今月は辛いことが続くなあ。体調もあまりよくない。
9/22 再び3連休で、Mさんが回収のテストでかなりできそうとのことでホッとする。
9/23 紅桜公園での回収作業、3KGのみなさんにも手伝っていただき、無事終了。自宅の風呂場に使ったビーチボールを持ち込み、洗う作業を少し。
9/24 3連休とサービスデーで混み合う。9月の「人生フルーツ」もこの日でしたが、いまだに満席が続く。
9/25 震災以来のいろんなことが、やっと片付きつつあり、本来に戻りつつある。
9/26 休みをとって、ビーチボールをせっせと洗って、溜まっていた試写用DVDを3本見る。
9/27 キノミ―ティング。先日お亡くなりになった山形国際ドキュメンタリー映画祭の宮沢さんに弔辞をお送りする。
9/28 夕方に上がって、治療院によるも、腹も腰も冷えていますねと言われ、やはり疲れが溜まっているようだ。
9/29 午前中に「カメラを止めるな!」の上田監督他ゲストがたくさんお越しになって、楽しいトーク。夜は、キノの市民株主の総会が無事終了し、何人かで懇親会。最近は殆ど酒を飲まなくなったが、こういった感じでたまに飲むと量が少し定量よりオーバーしていまう。まあ、ホッとしたこともあるのですが。
9/30 ボランティアスタッフが風邪で休みなので、急遽キノに手伝いに出て、「万引き家族」の入れ替えが済んであがり、本屋でちょっとふらついて、アートと立憲主義、ちょっと素敵な全国の小さな本屋の本などを購入。いつもの遊膳でそばを食しながらその本を楽しむ。戻ったら疲れが出て録画しておいた昔のアクションエンターティメントをみるも、あまりに大味で余計疲れてしまった。WOWOWの連ドラはちょっとサスペンスで面白かったですが、実はまた余震があったのですね。やはり完全にお客様が戻っていないのは、当然かもしれない。
10/1 ファーストサービスデーだが、盛り上がりにかける一日。夕方に真駒内の空き店舗活用で相談をうける。
10/2 忘備録をかねて、台風から地震の時期を記録すべく、今回は長文になったが、プログを更新しました。

 

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