9/12(金)公開『ディア・ストレンジャー』
嬉しいニュースです。
2025台北金馬映画祭の閉幕作品に『ディア・ストレンジャー』が決定!
そして、その年の最も注目されるべき一人の映画人として、
西島秀俊さんが“焦点映画人”に選出されました!
西島秀俊 × グイ・ルンメイ × 真利子哲也監督
ニューヨークの片隅で生きる家族を襲う誘拐事件。
夫婦の秘密があふれだす―
ニューヨークで夢を追い続ける日本人の夫と中華系アメリカ人の妻。
家庭も仕事も目まぐるしくままならない日々は、まだ幼い息子が誘拐されたことから、後戻りのきかない転換点を迎える。
それまでやり過ごしてきた過去との対峙。夫婦が真剣にぶつかり合うからこそ明るみになる真実の肖像。
名優、西島秀俊と台湾出身の俳優グイ·ルンメイが90%以上が英語というガチな台詞の応酬で渡り合う緊迫の138分。
ギリギリの瀬戸際を生きる者たちを見つめてきた気鋭、真利子哲也監督が唯一無二の影と光を駆使して問いかける怒濤のヒューマン·サスペンス。
現代を生きる誰もが他人事ではいられない傷と再生の物語が、秋のスクリーンに深く切ない陰影を与える。
仕事に没頭すること、恋に落ちること、家族をもつこと–そんな日常を緊張状態に晒された夫婦が、目を背けていた秘密と向き合う物语です。私は米国にきて、自分のアイデンティティの曖昧さや新たなコミュニティに溶け込む難しさを感じて脚本を書き始め、国籍も言語も多様な俳優やスタッフたちと米国で撮影することの困難さと向き合い、お互いを理解し合いながら、辿り着いた先で私はまた映画の素晴らしさを知りました。愛とは何か?わかり合いたいからこそ悩み、滑稽なほど不器用でも真摯に生きでていく。通命に翻弄される彼らの結末にご期待ください。
真利子哲也
剥き出しの暴力性―『ディストラクション・ベイビーズ』に感銘を受けて以来、真利子監督とは一緒に仕事がしたいと思っていました。今回は全編、秋から冬にかけてのニューヨークでロケをおこない、セリフの9割が英語という挑戦もありました。日本から舞台を変えてもなお、この映画には、真利子監督にしか撮れない世界観が描かれています。当たり前のように続く日常が突然崩れていく。その中でどうやって日常を、人生を取り戻していくのか、ぜひご覧ください。
西島秀俊
映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』 ⇒ https://d-stranger.jp/index.php