12/6(土)上映後、プロデューサーの高橋良美さんゲストトーク!
アメリカが広島に落とした原子爆弾で被爆し、家族を失った少年ゲンが、貧困や偏見に苦しみながらも力強く生き抜く姿を描いた漫画「はだしのゲン」。主人公のモデルは6歳で原爆を体験した作者の中沢啓治さん自身です。「週刊少年ジャンプ」での連載が始まった1973年から半世紀、25ヶ国で翻訳出版され、2024年には漫画のアカデミー賞とも呼ばれるアメリカの「アイズナー賞」を受賞。手塚治虫さんや宮崎駿さんらに続き、殿堂入りを果たしました。
しかしいっぽうで近年は、「描写が過激」「間違った歴史認識を植え付ける」などと、学校図書館での閲覧制限を求める声が上がったり、広島市の平和教材から消えるなどして、大きな議論を呼びました。なぜ、いまなお一作の漫画がこれほどまでに私たちを熱くするのでしょう?
戦後80年を経ても消えることのない怒りと悲しみ、
そして優しさ
「6歳の中沢さんが見た地獄」から、私たち大人は何を学べるでしょうか。小さなゲンを常に心に抱くことで、平和ある未来は自ずと形作られるのだと思います。
―内田也哉子(文筆家)
公式HP ⇒ https://gen-angry.jp/




















