2016年2月8日（月）　北海道新聞　夕刊

雪のスクリーン　時空間新たな視点で

フランス映像作家　ユキテラスに出展　秋元市長と懇談

雪と光のイベント「さっぽろユキテラス」に、パノラマ映像の作品を出展しているフランスの映像作家フランソワ・ヴォジェールさんが、道庁赤れんが庁舎前の札幌市北３条広場のイベント会場で秋元克広市長と懇談した。

ヴォジェールさんは、札幌市などの招待を受けて来日。パリなどで撮影したパノラマ映像を、会場内に設営されたかまくらの内壁に投映している。

５日に行われた懇談で、ヴォジェールさんは「雪のスクリーンは初めて。時間と空間を新たな視点で表現した」と説明。秋元市長は「ユニークな展示方法。雪とデジタルアートを同時に体験できるこのようなイベントを札幌に広げていきたい」と話した。

ヴォジェールさんは、パリ郊外のアンギャンレバン市で活動する。同市と札幌市は、国連教育科学文化機関（ユネスコ）の「創造都市ネットワーク」に同時期に加盟したのが縁で、交流を続けている。

（成田智加）