TOP >> WEBコンテンツ >> 洋のつぶやきブログ >> 2016年2月2日

昨年の映画館での公開本数はなんと1136本!

先月末に、映画制作者連盟が新年の記者会見で、昨年の映画諸統計や、本年度の見通しを発表したが、昨年一年間の劇場での公開本数は、なんと1136本で、これでも前年より48本減っているとのことなので、ここ数年、いかに公開本数が増えているかを実証する数字だった。さらにいうと、この数字はあくまで映画館での公開本数なので、映画館以外のホールなどの自主上映を入れるとどれぐらいの映画が公開されているか、驚くほどだと思われる。
 現在、札幌での一年間の公開本数が550本~600本ぐらいといわれているので、東京での劇場公開に限っても約半数が、札幌では未公開だということになる。
 シアターキノでは一年間に平均180本近い作品を上映しているが、数年前だと150本ぐらいだったので、キノでも少しでも上映の機会を増やそうとしているが、それでもこれぐらいが限度ではないかと思える。小規模な上映作品に対して、上映期間が短い、夜だと見れないなど、ご不満の声も時々いただいてもいますが、キノとしては少しでも上映の機会を増やそうと努力している結果のことなので、ご理解いただければと思います。
 また、制作者の皆さまからも、ぜひキノで上映してほしいとの要望も多い(年間180本だとするとほぼのこの倍近くの上映依頼があります)のですが、東京での公開本数が多すぎの現状では、地方での上映が無理な時が多々あることを、これまたご理解いただければと思うものです。

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