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写真甲子園 映画化へ /「ぼくらの七日間戦争」札幌出身菅原監督

2015年10月27日 北海道新聞 朝刊

 

写真甲子園 映画化へ/「ぼくらの七日間戦争」札幌出身菅原監督

 

出場生徒の青春像/17年秋公開目指す

【東川】上川管内東川町を主会場に開催されている全国高校写真選手権大会「写真甲子園」(東川町、北海道新聞社などの実行委主催)が、映画化されることが固まった。「ぼくらの七日間戦争」で知られる札幌出身の菅原浩志監督がメガホンを取り、出場生徒たちの成長を描く青春物語にする予定。順調に資金が集まれば、2017年秋の全国公開を目指す。

菅原監督は今年8月の第22回大会を視察し、高校生の熱意に感動し、映画化を決意。26日に東川町を訪れ、松岡市郎町長に脚本づくりのため、過去の出場者らに取材を始めたことを報告した。

タイトルは「0・5秒の夏 写真甲子園(仮称)」で、製作会社は菅原監督の過去の作品も手がけたシネボイス(東京)。菅原監督は今後、脚本や配役などを確定させた上で来夏にも撮影を始め、次回の第23回大会の模様も撮り映画のシーンに加える考えだ。

映画化に向けては、東川町も資金集めやエキストラ確保を含め全面的に協力する。松岡町長は「地元の悲願が実現する方向となり大変うれしい」と期待する。

3人一組のチームで撮影技術やセンスを競う写真甲子園は、東川町の「写真の町」宣言10周年に合わせて1994年に始まった。これまでに全国の延べ約5千校が予選に参加。東川町での本選には約330校、千人近くが出場している。